今回の話「サトツカサの花」、参考イメージというかモチーフというかは、実はアイヌだったりします。里の人々の世界観(「よきもの」と「あしきもの」)が、一番如実に出ていたかな、と。
ワカヌシはキハダの樹がイメージ。
ただ、単純な『樹の精霊』という風にはしたくなくて、むしろ『樹そのもの』というイメージで書いていました。
ちなみに、樹皮が幹をぐるりと一周して剥けてしまうと、その樹自身が枯れてしまうというのも、恥ずかしながら今回初めて知りました。
まぁ、そんなイメージをぐるぐる混ぜ合わせて、あんな感じになりました。
カツラもワカヌシの女性性と男性性が曖昧なのは、皆どちらも持ってるよね?という感じで書いたのですが、結果的に恋愛という感覚が薄まってしまったなぁ、と、反省。
何はともあれ、よい勉強になりました。
是非皆様、企画本家様に足をお運び頂き、他参加者の皆様の素敵作品をお楽しみ下さいませ。
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